初戦突破を考える

鹿児島工の初戦の相手が,高知商に決まりました。
初戦突破を目指してがんばってほしいです。

◎ 高知商の初戦を見て

高知商は,とりあえずよく打つなぁという印象です。
相手の白樺学園に序盤主導権を握られながらも,打撃で逆転しました。
白樺学園の投手も力がある球を投げていましたが,それをガンガンはじき返していました。
打球も速いなぁと思いました。
(今年の甲子園大会は,どこもよく打ち,投手受難の大会ですが…)

鹿児島工の両投手も,ある程度の失点は覚悟しないといけないようです。
そして,失点するにしても,序盤の大量失点は避けてほしいです。
そのためには,四球は避けたいところです。
もともと四球の少ない投手陣ですが,相手打線を恐れてカウントを悪くすると危険です。
安打の連打は覚悟して,長打を浴びなければよいでしょう。
鹿児島工投手陣は,走者を背負っても粘り強く投球し,失点をしないのが長所です。
無四球で,安打は何本打たれても全部単打。走者を出す割りに失点は少ない展開にしましょう。
失点は,5回までに3点以内。最終的に5点以内にお願いします。

さて,鹿児島工の攻撃に関してですが,予選打率4割を超える打線に期待します。
相手先発のサイドスロー投手は,白樺学園に打ち込まれ,失点を重ねていました。
できるだけ,この投手で得点を重ねておきたいものです。
鹿児島工の得意技は,右打ちです。
左右に散らせる相手先発投手の球を引っ掛けず,右に巧打を放ちましょう。
つまっていても,内野手の間を抜いたり,外野の前に落としたりしてしぶとくいきたいです。
鹿児島工は犠打も多いチームです。送るところはきっちり送り,効率よく得点をしたいものです。
そして,県大会同様,先手を取る展開にしたいです。
2番手投手は速球派です。白樺学園も追加点をそんなに奪えませんでした。
この投手が出るまでに,リードしておきたいです。
しかし,力はあるのに先発をしないところを考えると,あるいは何か弱点もあるはずです。
2番手投手が出たからといって,悲観することは無いと思います。

大味な展開が続く今大会です。一気に大量点が入る試合が多いので要注意です。
守備陣は無理をせず,取れるアウトは一つずつとって堅実なプレーをしてほしいです。
ミスの連鎖を無くし,27個のアウトを確実にとっていきましょう。

相手の応援は熱狂的で圧力もあるでしょう。
また,土曜日で次の試合が大阪桐蔭と早稲田実です。観客も多いでしょう。
甲子園の雰囲気に圧されることなく,早く冷静にプレーできるとよいです。
初戦突破をめざして,がんばってください。

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